私は令和8年度の中小企業診断士1次試験にて、完全独学で4科目に合格しました。
この記事では、4科目に合格した私が、中小企業診断士1次試験の「勉強の順番」について解説します。
この記事は、こんな方向けにおススメです。
- 中小企業診断士1次試験の勉強の進め方で迷っている方
- 科目合格を目標にされている方
- はじめて1次試験を受験される方
- 独学での勉強に行き詰っている方
私自身、1次試験は2年にわたって合格を目指す計画で勉強を進めています。
勉強開始のタイミングで、7科目すべてに合格することは難しいと判断したからです。
勉強を始めるにあたって、私が迷ったのは、
どの科目から順番に勉強すればええの?
という点でした。
今回は、私自身がどのように悩み、最終的にどのような考え方で勉強の順番を決めたのかを解説していきます。
現在、勉強の順番に迷っている方の参考になれば幸いです。
結論:勉強の順番は人による
実際に、中小企業診断士の勉強をしてみての感想ですが、
勉強の順番って、人によるよなぁ
という、身も蓋もない結論に至りました。
というのも、診断士試験の科目数は7科目もあります。
また、受験生の多くは社会人です。それぞれ仕事内容も違えば、これまでに勉強してきたことや身につけてきた知識も違います。
たとえば、経理の仕事をしている人なら「財務・会計」が得意かもしれません。一方で、IT関係の仕事をしている人なら「経営情報システム」が得意かもしれません。
このように、自分の経験や得意・不得意に合わせて勉強の順番を決めるのがいい、というのが私の結論です。
私が実際に勉強した順番
では、私が実際に行った勉強の順番をご紹介します。

私が2026年度に行った勉強の順番は【財務・会計】→【経営法務】→【企業経営理論】→【経営情報システム】です。
結果的に、この順番でよかったと思っています。
4科目の進め方

4科目の進め方は上記のようなスケジュールで行いました。
もちろん、同時並行の部分もありますが、最終的に過去問を解いたのは上記の通りでした。
勉強を開始した時点では、
1科目につき「テキスト→問題集→過去問」のワンセットを1カ月で終わらせる。
と考えていました。
しかし、実際に勉強を進めていくにつれてその計画では難しいことが分かりました。
理解や暗記することが多く、各科目を同時並行で行わないと間に合わないと思い、途中で方向転換しました。
【企業経営理論】については、比較的スムーズに勉強を進めることができたので、他の科目もガッツリと同時並行で。
なんとか、全体のスケジュールを間に合わせる、という形になりました。
見ていただいても分かるとおり、【経営情報システム】は4カ月ほどかけて勉強しています。
これで本試験が64点ですから、「ギリギリ間に合った」という感じですね。
なぜ、この4科目なのか
2026年度は4科目を受験しました。
なぜ4科目に絞って受験しようと思ったのかは、こちらの記事をご参考ください。☟
勉強を始めるにあたって、どの4科目を選択するか迷いました。
受験科目を決めるにあたって、3つの視点を持ちました。
- 難関の科目を1年目に潰したかった
- 2次試験に関連のある科目は先に勉強したかった
- 前提知識のある科目は先に潰したかった
難関の科目を1年目に潰したかった
診断士の1次試験は7科目ありますが、難易度にはバラツキがあります。
実際、科目合格率を見てみると、合格率が3割を超える科目もあります。一方で、常に科目合格率が1割台の科目もあります。
(R8年度の科目合格率は下記をご参照ください。☟)
ネット等で調べる中で、【経済学・経済政策】【財務・会計】【経営法務】の難易度は高いという話が多かったです。
また【経営情報システム】は合格率が低い位置で推移しているとも感じました。
2年で合格を目指していたため、まずは合格率が低めの難易度が高いとされている科目の合格から目指そうと思ったわけです。
先に難易度が高いものを潰しておいた方が気が楽になって、2年目の勉強のモチベーションを保てると思いました。
また、2年目に難易度の高い科目を初受験して不合格だと3年目に突入してしまうため、それは避けたかったのもあります。
2次試験に関連のある科目は先に勉強したかった
診断士試験は2次試験もあります。
2次試験は記述式で、出題範囲も限定されています。
✓2次試験の出題範囲
- 事例Ⅰ(組織・人事)⇒【企業経営理論】
- 事例Ⅱ(マーケティング・流通)⇒【企業経営理論】
- 事例Ⅲ(生産・技術)⇒【企業経営理論】【運営管理】
- 事例Ⅳ(財務・会計)⇒【財務・会計】
2次試験は2027年度に受験すると決めていました。
1次試験と2次試験の関連性が強いとされる【企業経営理論】【運営管理】【財務・会計】は先に勉強し、できるだけ長い期間知識に触れる方が良いと思いました。
前提知識のある科目は先に潰したかった

2025年に宅建とITパスポートを、2026年1月に簿記2級を受験しました。
これらの知識がまだ記憶に新しい間に、関連する科目は受験しようと思いました。
✓1次試験に活かせそうな内容
- 宅建⇒【経営法務】
- ITパスポート⇒【企業経営理論】【経営情報システム】
- 簿記2級⇒【財務・会計】
【企業経営理論】【財務・会計】【経営情報システム】は先に受験しておいた方が良いと判断しました。
上記3点から受験科目を決めた
上記3点の視点を持って、受験科目を選びました。
特に、3番目の「前提知識のある科目は先に潰したかった」という理由を最も重要視したと思います。
最終的には、
- 企業経営理論
- 財務・会計
- 経営情報システム
- 経営法務
の4科目を1年目に受験すると決めました。
なぜ、この順番で勉強をしたのか

2026年度は4科目を受験しました。
【財務・会計】→【経営法務】→【企業経営理論】→【経営情報システム】の順番で勉強した理由を紹介したいと思います。
財務・会計が先頭
診断士の勉強を始めるにあたって、一番危惧していたことがあります。
それは、
勉強が面白くなくなる
ことでした。
行政書士の勉強を10年前にしたことがあります。出題範囲が多岐に渡っていたため、途中で挫折した記憶があります。
行政書士は、法的な知識を問われることが多く、全く前提知識がない状態で臨んだため、挫折してしまいました。
診断士も同様に、前提知識がない科目が多かったため、まずは比較的理解がしやすい科目から勉強を開始することにしました。
そうすることで、
自分でも挑戦できそうやん!
という自信をつけようと思ったのです。
2026年1月末に簿記2級を受験し、合格した経緯があったので、その勢いで、とりあえず【財務・会計】から勉強を始めることにしました。
次点で経営法務
宅建の受験や行政書士の勉験経験から、法的な知識の習得は時間がかかると感じました。
特に暗記的な側面も強いと思っていたので、ある程度時間が取れるように優先して勉強するべき科目だと思い、【財務・会計】の次に勉強することにしました。
実際、勉強してみても理解が進めば、暗記要素が強い科目だと感じました。
次に企業経営理論
企業経営理論のテキストを開いて、
ITパスポートと同じやん!余裕やん!
という率直な感想を持ちました。
比較的スムーズに勉強が進むと思いましたし、実際他の科目と並行して勉強をすることができています。
最後に勉強してもよかったのですが、【経営情報システム】の存在がそうさせませんでした。
【経営情報システム】があまりにも辛そうだったので、避けていたのです。
最後に経営情報システム
もう二度と受験したくない
と心から思える科目が【経営情報システム】です。
テキストを見た段階から、なんとなく嫌な予感はしていました。
【企業経営理論】が比較的スムーズに進んだため、【経営情報システム】も同時並行で進めました。
少しでも開始のタイミングが遅れていたら、本試験に間に合っていなかったかもしれません。
では、もっと早くから勉強を始めていたらよかったかというとそうでもありません。
あまりにも辛くて、早めに始めていたら受験自体を諦めていたと思います。
ある程度勉強が進んでいたので、後に引けず【経営情報システム】も頑張れたという側面があります。
実際の勉強スケジュール
では、実際にこの4科目をどのようなスケジュールで勉強したかを紹介したいと思います。

財務・会計

1月末に簿記2級を受験し、合格しました。
その知識を活かすべく、早々に取り掛かったのが【財務・会計】です。
知識が新鮮だったこともあり、比較的スムーズにテキストを読み切ることができました。
過去問演習1回目と2回目の間が空いてしまいましたが、知識が完全に抜けきることはなかったです。
この科目を先頭にもってきてよかったと思います。
(【財務・会計】の攻略法はこちらから☟)
完全独学【中小企業診断士】財務・会計の勉強法|簿記2級は必要?5か月で4科目合格した私が実践した攻略法 – 診断士合格への道
(【財務・会計】の実際の勉強の様子はこちらから☟)
経営法務

2025年10月に受験した宅建における民法等の知識は、意外と頭に残っていました。
一方で、会社法や知的財産権分野は初めて学習する分野だったので、1周目のテキストと問題集はある程度時間がかかりました。
ただ、民法を勉強しなくてもよかったのは大きなアドバンテージだと感じます。民法も未習だったら、このスケジュールでは対応できなかったと思います。
(【経営法務】の攻略法はこちらから☟)
(【経営法務】の実際の勉強の様子はこちらから☟)
企業経営理論

2025年11月にITパスポートを受験し、合格しました。
ITパスポートの勉強自体はテキストを3周ほど読んで、過去問を3年分解くくらいしかしていません。(テクノロジー分野はほぼ全捨て)
それでも、ある程度の知識は残っていました。問題集を解いていても、スムーズに解けたため、【経営情報システム】も同時並行で進められるくらいの余裕はありました。
問題集を2周しかしていないのも、余裕の表れです。
(【企業経営理論】の攻略法はこちらから☟)
(【企業経営理論】の実際の勉強の様子はこちらから☟)
経営情報システム

2025年11月にITパスポートに合格していましたが、テクノロジー分野をほぼ捨てていました。
あ~この科目は時間かかるんだろうな….。
と思っていましたが、予想通り時間がかかりました。
イメージができないことばかりで、理解と暗記が進まないことにかなり焦りました。
途中で、ほんとに諦めようと思いました。
ここまでやって、今年受験しないってある?
と自分に言い聞かせることで、最終的には覚悟を決めることができましたが
始めの方に勉強していたら、もしかすると絶望して試験勉強から離脱していたかもしれません。
(【経営情報システム】の攻略法はこちらから☟)
(【経営情報システム】の実際の勉強の様子はこちらから☟)
まとめ

中小企業診断士1次試験の勉強順番について、私が実際に4科目を勉強した経験をもとに紹介しました。
私が2026年度に勉強した順番は、
【財務・会計】→【経営法務】→【企業経営理論】→【経営情報システム】
です。
この順番にした理由は、
- 難関の科目を1年目に潰したかった
- 2次試験に関連のある科目は先に勉強したかった
- 前提知識のある科目は先に潰したかった
というものです。
実際に勉強してみると、最初に考えていたスケジュールどおりには進みませんでした。
特に【経営情報システム】にはかなり苦戦しましたが、他の科目を進めながら少しずつ勉強することで、なんとか本試験までに間に合わせることができました。
この経験から、
自分の状況に合わせて順番を組み立てることが重要だ
と認識しました。
これから中小企業診断士の勉強を始める方は、ぜひ自分に合った勉強順番を考えてみてください。
<次はこれ読んでね🐈>


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