【実体験】ITパスポートは中小企業診断士に役立つ?実際に勉強して感じたこと

私は令和8年度の中小企業診断士1次試験にて、【企業経営理論】【経営情報システム】に科目合格しました。

前年にITパスポートの試験も受験しましたが、【企業経営理論】【経営情報システム】のテキストを読んで、

ITパスポートと一緒やん!(企業経営理論)

ITパスポートで避けまくってたところやん!(経営情報システム)

と感じたのを覚えています。

事前に取得していたITパスポートの知識が役に立ったのかを解説していきます。

この記事は、こんな方におすすめです。

  • 中小企業診断士1次試験の【企業経営理論】の勉強をこれから始める方
  • 中小企業診断士1次試験の【経営情報システム】の勉強をこれから始める方
  • ITパスポートを受験後に中小企業診断士の取得を検討されている方

私自身、1次試験は2年にわたって合格を目指す計画で勉強を進めています。

勉強開始のタイミングで、7科目すべてに合格することは難しいと判断したからです。

【中小企業診断士】1次試験は何科目受験するべき?4科目に絞った私の実体験 – 診断士合格への道

勉強を進める中で、

ITパスポートでやったやつ~~(進研ゼミでは)

と思うことがありました。

そこで今回は、事前に取得していたITパスポートの知識が、実際にどの程度役に立ったのかを解説していきます。

診断士試験に挑む方の参考になれば幸いです。


 ITパスポートを取得した経緯

まずは、私がITパスポートを取得した経緯について解説したいと思います。

私は、昨年の転職を機に、宅建・ITパスポート・簿記2級を取得しました。

ら資格の取得を急いだのは、

資格手当が欲しかったから!

という、現金な理由でした。(現金が欲しい)

もちろん、それぞれ別の理由もあります。

資格理由
宅建不動産業界への転職だったことや社内推奨資格だったため。名刺に「宅地建物取引士」の称号が欲しかった。
ITパスポート社内推奨資格だった。
簿記2級経理部門の業務を担当する機会があった。簿記3級を持っていたのもハードルを下げた一因。
中小企業診断士これまでの資格勉強を活かせそう。資格手当がある。名刺に「中小企業診断士」以下略

ITパスポートに関しては、社内推奨資格だったため受験しました。

部内でも合格者が少なかったため、

俺は簡単に合格ができる頭のいい奴だよ~~

とアピールしたかったからです。

勉強期間は1カ月です。

資格名に ”IT” と付くため、理系の知識が中心だと思っていましたが、実際はそうではありませんでした。

もちろん、所謂「IT」っぽい内容のものもあります。ネットワークやプログラムに関する知識です。

一方、経営戦略やマーケティング、システム開発方法などの範囲からの出題もあります。

ITパスポートの出題内容

ITパスポートは、ITに関する知識だけではなく、企業経営やマネジメントなど、仕事をするうえで必要となる幅広い知識が問われる試験です。

出題範囲は、大きく以下の3つに分けられます。

💻ITパスポートの出題内容💻

  • ストラテジ系
  • マネジメント系
  • テクノロジ系

ストラテジ系

企業経営や経営戦略などに関する分野です。

具体的には、

  • 経営戦略
  • マーケティング
  • 財務
  • 経営組織

などが出題されます。

マネジメント系

システム開発やプロジェクト管理などに関する分野です。

具体的には、

  • プロジェクトマネジメント
  • サービスマネジメント
  • システム開発
  • 品質管理

などが出題されます。

テクノロジ系

ITそのものに関する基礎知識を問う分野です。

具体的には、

  • コンピュータの仕組み
  • ネットワーク
  • データベース
  • セキュリティ
  • AI・IoT
  • アルゴリズム

などが出題されます。

このように、ITパスポートは「ITだけ」を勉強する試験ではありません。

企業経営からITの基礎知識まで、幅広い分野を学習する試験です。

私の場合、中小企業診断士の勉強を始めてみると、ITパスポートで学習した内容と重なる部分がいくつもありました。

(参考HP)

【ITパスポート試験】情報処理推進機構


 結論:役立った??

結論からいうと、ITパスポートの知識が役立ったかというと、正直「微妙……」というのが私の感想です。

もちろん、中小企業診断士1次試験とITパスポートで出題される内容には、重なっている部分があります。

そのため、テキストを読み進めていると、

「あ、これ見たことある論点だな」

と思うこともありました。

一方で、同じような内容でも、過去問を解いてみると問われ方が違うと感じることも多く、ITパスポートで身につけた知識だけで対応できるわけではありませんでした。

そのため、結局は中小企業診断士の試験に合わせて、改めて勉強し直す必要があると感じました。


 ITパスポートの知識はどの程度身についていたのか?

1カ月で受かるぞ、という自慢も含まれています。

そもそも、私のITパスポートの勉強方法は、あまり褒められたものではありませんでした。

勉強した内容は、テキストを2周して、過去問を3年分解いただけ。

試験本番でも、知識をもとに正解できた問題ばかりではなく、勘で選んだ選択肢が当たった問題も多かったと記憶しています。(消去法が多すぎたかもしれません。)

合格するための勉強をしたに過ぎず、根本から理解しようと気がサラサラありませんでした。

実際に中小企業診断士の勉強を始めてからも、

あ、これITパスポートで見たことあるな

と思うことはありました。

ただ、「見たことがある」と「問題を解ける」は別の話。

ITパスポートの知識だけで中小企業診断士の過去問を解けたかというと、そんなことはありませんでした。

もちろん、ITパスポートをしっかり勉強していた方であれば、また違った感想になるかもしれません。

あくまで、私のように比較的軽い勉強でITパスポートを取得した人間の感想として読んでいただければと思います。


 ITパスポート×企業経営理論

企業経営理論については、ITパスポートで勉強した内容を思い出すことがありました。

特に印象に残っているのが、PPMなどの経営戦略に関する分野です。

中小企業診断士のテキストを読んでいると、

あ、これITパスポートでやったやつや!

と思うことがありました。

そのため、まったく初めて見る用語よりも、内容を理解するまでのハードルは低かったように思います。

ただし、ITパスポートと中小企業診断士では、同じ論点でも問われ方が違うと感じました。

私の感覚では、ITパスポートは「この理論はこういうもの」という基本的な考え方を知っていれば対応できる問題が多かったです。

一方で、中小企業診断士の企業経営理論では、その知識を前提として、もう一段深く考えさせられる問題が多い印象でした。

そのため、

ITパスポートで勉強したから、企業経営理論は簡単!

とはなりませんでした。

あくまで、一度見たことのある論点が出てくることで、学習のスタート地点が少し前にあったというくらいです。


 ITパスポート×経営情報システム

一方、ITパスポートのテクノロジ系とマネジメント系については、少し特殊な感覚でした。

ITパスポートでは、過去問でよく出てくる分野を中心に勉強していたところ、なぜかそれなりに点数が取れていました。

特にテクノロジ系は苦手意識がかなり強かったため、プログラミングや正規化などは、ほぼ勉強せずに試験本番を迎えました。

それでも、選択肢の消去法などを使いながら、結果的には7割5分くらいの点数を取ることができました。

ただ、ここで問題だったのが、「問題を正解できること」と「知識が身についていること」は別だったということです。

中小企業診断士の勉強を始めて、【経営情報システム】のテキストを開いてみると、

あれ?これ初めて見るんやけど……。

と思う内容がかなりありました。

ところが、今振り返ってみると、実は「完全な初見」ではなかったんですよね。

ITパスポートの勉強で一度は見ていたはずなのに、当時は深く理解せず、過去問の正解を覚えたり、消去法で対応したりしていたため、知識として残っていなかったのだと思います。

そのため、【経営情報システム】については、

ITパスポートを取得していたから理解が進んだ

という感覚はあまりありませんでした。


 ITパスポート取得後に診断士を受けるなら

ITパスポートを取得した直後に中小企業診断士を目指すのであれば、ITパスポートで勉強した内容をある程度活かすことはできると思います。

特に【企業経営理論】では、経営戦略やマーケティングなど、ITパスポートと重なる部分があります。

私自身も、企業経営理論のテキストを読んでいて、

これ、ITパスポートでやったやつやん!

と思うことが何度かありました。

そのため、ITパスポートの知識が残っているうちに勉強を始めれば、用語や基本的な考え方を理解するまでの時間は多少短縮できると思います。

一方で、【経営情報システム】については、ITパスポートを持っているからといって、勉強を大幅に省略するのは難しいと感じます。

私の場合、ITパスポートでは過去問の頻出分野を中心に勉強し、プログラミングや正規化などはほとんど勉強しませんでした。

その結果、ITパスポートではそれなりに点数を取れたものの、診断士の経営情報システムを勉強するときには、初めて見るように感じる内容もかなりありました。

そのため、ITパスポート取得後に診断士を目指すのであれば、

  • 企業経営理論:ITパスポートの知識を活かしながら勉強する-
  • 経営情報システム:ITパスポートを持っていても、基本的には一から勉強するつもりで進める

くらいの感覚がいいと思います。

ただ、これはあくまで舐め腐った勉強でITパスポートを突破してしまった私自身の経験をもとにした感想です。

(それでも受かってしまうオレ、天才と言いたい。)

ITパスポートをどの程度勉強したか、どのくらい知識が定着しているかによっても、感じ方は変わると思います。


 まとめ

今回は、

ITパスポートの知識が中小企業診断士1次試験でどの程度役に立ったのか

について私自身の実体験をもとに紹介しました。

結論としては、ITパスポートの知識が役に立ったと感じる場面はありましたが、診断士の勉強が大幅に楽になるほどではありませんでした。

【企業経営理論】では、PPMなどの経営戦略に関する論点で「ITパスポートで見たことがある」と感じることがありました。

一方で、同じ論点でも中小企業診断士の方が深く問われる印象があり、ITパスポートの知識だけで過去問に対応できるわけではありませんでした。

【経営情報システム】については、さらに微妙な結果でした。

ITパスポートでは過去問の頻出分野を中心に勉強し、プログラミングや正規化などはほとんど勉強せずに試験を受けました。

それでも7割5分ほど取ることができましたが(ええやん自慢したって、、)、

診断士の勉強を始めると「これ、初めて見るんやけど……」と思う内容がほとんどでした。

そのため、ITパスポート取得後に中小企業診断士を目指すのであれば、企業経営理論では既に持っている知識を活かしつつ、経営情報システムについてはITパスポートを過信せず、改めて勉強するくらいの気持ちでいるのがいいと思います。

ITパスポートを取得していること自体が、中小企業診断士1次試験の大きなアドバンテージになるとは感じませんでした。

それでも、「一度見たことがある」というだけで気が楽になる場面はありました。

あくまで私の場合ですが、「あんまり役に立たなかった」というのが正直な感想です。

これから中小企業診断士試験の受験を検討される方の参考になれば幸いです。

<次はこれ読んでね🐈>

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