
独学で1次試験4科目に合格した私が、これから勉強を始める方に向けて「最初に知っておくべきこと」をまとめました。
診断士試験は情報が多くて、何から手をつければいいか分からなくなることが多いです。
私自身もそうでした。だからこそ、これから勉強する方の道しるべになればと思っています。
①結論:独学でも1次試験は十分に戦えます
私は2026年度の一次試験で、独学で4科目合格しました。
1次試験の5カ月前に勉強を始めたため、科目を4つに絞って勉強をしていました。
毎日思うように進まない日もありましたが、それでも合格できました。
独学の良さは、
- 費用負担が少ない
- 調べる癖が付き、理解が深まりやすい
- 思考プロセスを自分で作れる(これは二次試験で効いてくる)
このあたりにあると思っています。
もちろん大変な部分もありますが、 「戦略を間違えなければ独学でも十分合格できる」 これが実際に勉強してみての実感です。
②1次試験の全体像
1次試験は 7科目あります。
- 経済学・経済政策
- 財務・会計
- 企業経営理論
- 運営管理(オペレーション・マネジメント)
- 経営法務
- 経営情報システム
- 中小企業経営・中小企業政策
1次試験を合格するためには以下の2点をクリアする必要があります。
- 7科目合計で60%以上(420点以上)
- 各科目で40%未満がないこと
最初は科目数の多さに圧倒されると思います。 私も「こんなにあるの?」と正直びびりました。また、各科目の教科書も分厚い為、問われる知識の厚みにも驚きます。
これを突破した後も、筆記の2次試験が待ち受けています。まさに地獄のロードです。
7科目でストレート合格を目指される方がいる一方で、私のように2年などに分けて1次突破を目指す方も多いです。勉強の開始のタイミングにも依りますので、どちらかが良いというわけではありません。また、私は脳みそがミジンコのため、ストレート突破は厳しいと感じています。(汗)
科目ごとに暗記系や理解系に分類されていることをよく見かけますが、私は暗記よりも理解を重視した方が点数が伸びました。
1つ1つの用語を覚えるのはもちろんですが、周辺知識まで自分で説明できるくらいに理解しておくことが重要です。
③独学者が最初にやるべきこと
独学者は、まずこの3つを決めるだけで勉強が進みやすくなります。
1. 教材を絞る
私は教材をあれこれ買わず、必要最低限に絞りました。受験勉強や資格試験など、すべての試験対策に通じることですが、教材は最低限で問題ないです。
教科書を大量に購入して勉強を進めようとする方がいますが、どの教材にも共通して書かれている内容は非常に多いです。よって、すべてを網羅するのは非効率です。どの教材にも書かれている内容を1冊で完璧に理解するほうが合格への近道です。
私が使用していたのは、診断士試験で人気のTAC出版から出ている『スピテキ』です。テキストと問題集と過去問題集の3冊を各科目購入して勉強していました。
2. 勉強順序を決める
中小企業診断士試験の1次試験は7科目あります。ここまで科目数が多いと、取り組む勉強の順番がとても重要です。理由は3点あります。
- 理解に時間が掛かる科目がある
- 2次試験に直結する科目がある
- 直前詰め込み型の科目がある
理解に時間が掛かる科目は早期から行い、総勉強時間を確保したいです。
また、2次試験に直結するものも優先的に行いたいですね。比較的長めに付き合わないといけない科目になります。
超暗記型の科目は直前に詰め込む方が効率的です。情報も最新のものを取り入れていないと意味がありません。
私ならこの順番で勉強します。
(7科目ストレート合格を目指すなら)
- 経済学・経済政策
- 財務・会計
- 企業経営理論
- 運営管理
- 経営法務
- 経営情報システム
- 中小企業経営・政策
(2年に分けて目指すなら)
- 1年目
- 財務・会計
- 企業経営理論
- 経営法務
- 経営情報システム
- 中小企業経営・政策
- 2年目
- 経済学・経済政策
- 運営管理
私は今年4科目のみ勉強していましたが、振り返ると直前期に少し手を余していたため、【中小企業経営・政策】を詰め込んでもよかったかなと感じています。
読者の方のバックボーンによって多少は違ってくるかと思います。
例えば、お仕事で経理してますとか、法務系ですとか、経済学部でしたみたいな違いです。
それぞれの事情に合わせながら組み合わせていただければと思います。
4科目に絞った理由はこちらの記事をご参照ください。
3. 各科目の点数源を理解しよう
各科目でどの分野が得点源となり得るかを理解して学習を進めることが大切です。やみくもに知識を広げても、深い部分まで理解を進められないからです。
たとえば、経営法務だと会社法と知的財産と民法が出題されますが、広く浅く勉強すると詰みます。4割は落としていいテストです。会社法の必要機関、知的財産のまとめ表、民法の相続と損害賠償、といったように頻出分野がありますので、まずはそこを一定程度の深さまで攻めたいです。まとめ一覧を覚えることはもちろんですが、枝知識も少し頭に入れることが出来るくらいにはしておきたいですね。
④科目別の攻略ポイント
どの科目にも共通して言えることですが、最終的には過去問演習が勉強の中心になります。ただ、原則として過去問と同じ問題が出ることはほとんどありません。
よって、過去問を回し過ぎるのもよくありません。私自身、過去問は2〜3周しましたが、目的は「問題を覚えること」ではありませんでした。あくまで出題傾向とテスト形式に慣れるくらいのイメージです。私の体験記にも書きましたが、本番が英語で書かれていても不思議ではないくらいのイメージの方が良いと思います。
それを踏まえたうえで、各科目の攻略ポイントを紹介したいと思います。(現時点では今年合格した4科目のみとさせていただきます。)
財務会計の攻略ポイントはこちらから
⑤独学者がつまずくポイントと対策
中小企業診断士試験を独学で挑むにあたって、つまずきやすいポイントがあります。
- モチベーションが維持できない
- 仕事・家庭との両立がうまくいかない
- どうしても理解できない内容がある
私自身も何度も諦めようと思ったこともありましたし、 「今日は全然できなかった…」という日もたくさんありました。何より孤独な戦いを強いられますので、モチベーションの維持がカギになります。
こちらはまた別記事(準備中)で対策方法を書かせていただきます。
同じ境遇の方がたくさんいらっしゃいます。一人で抱えられない場合は、XなどのSNSで仲間の様子をうかがうのもよいでしょう。励みになることも多いですよ。
⑥独学4科目合格のプロセス
最後に、私が2026年度の1次試験で 独学で4科目に合格した流れを簡単に紹介します。
私は試験の約5カ月前に勉強を始め、科目を4つに絞って取り組みました。
思うように進まない日もありましたし、理解できない内容に何度もつまずきましたが、
試行錯誤しながら勉強を続けた結果、4科目を突破することができました。
勉強の始め方、教材の選び方、過去問の使い方、直前期の過ごし方など、
「どうやって4科目を合格したのか」という具体的なプロセスは、別の記事で詳しくまとめています。
来年の3科目合格を目指すべく、同様のステップで勉強を進めていく予定です。
⑦次に読むべき記事
ここまでお読みいただきましてありがとうございました。中小企業診断士試験1次試験への大まかな取り組み方を理解していただけたと思います。
次に、皆が悩む合格に必要な勉強時間について解説してきます!
コメントを残す